2025年10月24日、私たち株式会社オルタナティブは、
「働き方を、もっと自由に。」をテーマにDX Summit in Sapporoを開催しました。
今回のイベントは、株式会社セールスフォース・ジャパン(Slack)、フリー株式会社との共催で実施。
北海道の企業が直面する“現場のDX課題”をテーマに、各社の知見と実践を共有しました。
アンケートでは約9割の方から「満足」「非常に満足」との評価をいただきました。
「北海道をもっと盛り上げたい」「次の機会もぜひ」という声も多く寄せられ、参加者の熱量と前向きなエネルギーが会場に溢れていました。
フリー株式会社 SMB事業本部 サービス&チャネル開発担当 江部 邑太楼 氏からは、中小企業の「バックオフィスDX」の実例をご紹介いただきました。
freeeによる会計・人事労務・請求管理の一元化により、
日々の業務効率化とともに、経営判断を“感覚”から“データ”へ変える仕組みが実現します。
「DXはコスト削減ではなく、経営を強くするための投資」
というメッセージは、DXを経営基盤を支える取り組みとして捉える視点を示していました。
株式会社セールスフォース・ジャパン Slack事業本部 第3営業部 部長 越野 昌平 氏からは、
チームコミュニケーションの変革におけるSlackの役割についてお話しいただきました。
Slackによって情報がオープンになり、意思決定のスピードと透明性が高まること、さらにAI連携を通して「業務の中で自然に使えるプラットフォーム」へと進化していることが紹介されました。
コミュニケーションが企業文化を変える――。
その言葉どおり、Slackがもたらす“チームの見える化”の重要性を実感するセッションとなりました。
サツドラホールディングス株式会社 CIO 佐々木 大輔 氏からは、
地域企業としてのDX推進のリアルが語られました。
「DXには“銀の玉(Silver Bullet)”はない。ツールを導入しただけでは変革は起きない。」
この一言が象徴するように、DXの本質は“人を動かすこと”。
ツールやシステムだけではなく、社員一人ひとりの理解と共感を育てることの重要性を、
参加者とともに深く共有する時間となりました。
後半のトークセッションでは、登壇者全員が参加し、DXを“効率化”で終わらせず“変革”へとどうつなげていくか、
そして北海道をデジタルの力でどのように盛り上げていけるか――
この2つのテーマを軸に議論が展開されました。
Slackによるチームの見える化、freeeによる経営データ活用、サツドラホールディングスの現場改革事例など、多角的な視点から「人と地域が成長するDX」の姿が語られました。
DXはツール導入のゴールではなく、人と地域を動かすための仕組み。
そうした共通の認識を共有する時間となりました。
イベント後半には、登壇者と参加者による交流会(ネットワーキング)の時間を設けました。
業界や企業の枠を越えて、DX推進に関する課題や取り組みの情報交換が行われ、終始、和やかな雰囲気の中で意見を交わす場となりました。
オルタナティブは創業以来、
「DXを人の力で動かす」ことを軸に、地域企業の伴走支援を続けています。
私たちは、DXを“目的”ではなく“働く人を自由にする手段”と捉え、経営と現場の両面から課題を整理し、最適な仕組みづくりをサポートしています。
今回のイベントでは、同じ想いを持つ企業の方々と議論を交わし、改めて“人を起点とした変革”の大切さを確認する場になりました。
DXは技術の話だけではありません。
現場の課題を一緒に考え、仕組みを育てる――
その積み重ねが、企業の未来を変える力になると私たちは信じています。
イベントを終えた後も、共催企業の皆さまと「このつながりをどう育てていくか」を話し合っています。
DXを通じて、地域の企業同士が学び合い、成長し合う。
そんな新しい共創の輪をこれからも広げていきたいと考えています。
株式会社オルタナティブは、これからも「人とテクノロジーが共に成長するDX」をテーマに、北海道から新しい働き方と価値創造のかたちを発信していきます。