ブログ


社長に「DXをやってくれ」と言われたら

2023/11/18

システム部門・企画・バックオフィス部門の方は少人数、あるいは一人で日々多忙に業務を回しているのではないでしょうか。

そんな中で社長から突然「うちもDXをやってくれ」と指示が。

「DXをやる」とはいったい何なのでしょうか。抽象的な言葉です。立場・視座によって各人解釈が異なってくる言葉です。「なんかデジタルでバーッといい感じ」みたいなふわっとしたニュアンスが多い気がします。

 別ブログ「DXとは」で触れた通り、DXを経営戦略としてとらえるのであればシステム部門が全部やるのは違います。

またシステム部門を持っていない場合「ちょっとパソコンに詳しい人」を担当にする場合がありますが、大変な間違いです。

本来は社長・経営層・ビジネス部門が中心となり、経営戦略とデジタル戦略が強く結びつくべきで、システム部門やエクセルマクロを組める社員に全部を任せてよいものでしょうか。

情報システム部門の方は日々のことに忙殺されながら表に出ない努力をされています。パソコンやプリンタのセットアップ、各部門からランダムに来る問い合わせ、サーバのお守り、システム障害対応、ネットワークトラブル、システム更改。

企画の方もシステムからとったデータをエクセルやパワポに加工して長時間を割き、「月曜日の会議の資料づくり」に頑張っていると思います。


新しいことをやる時間やパワーはなかなかないかもしれません。

しかし現状維持で良いでしょうか?

日々テクノロジーが進化している中、今日明日の飯のことだけ考えることは会社にとっても、個人のキャリアとしても厳しいのは明白です。

どんなにふわっとしていても「DX」は絶対やった方がよいです。(DXの前に基本的なデジタルツール活用できている事が前提)

せっかくDXをやると会社が決めたのなら、やりましょう。

まず第一にDXは上流が超重要です。会社の方向性や期待値、イメージのすりあわせをトップや責任者とやりましょう。コミュニケーションが重要です。

自分ひとりでがんばらないことも大事です。

自社リソースだけでは困難が多く打てる手も少ないので、外部の力を使うこともぜひ検討してください。