日時:2026年9月3日(木)
会場 HooK (札幌市中央区北一条西5丁目1-4アーバンネット札幌リンクタワー)
主催:株式会社オルタナティブ
共催:株式会社Channel Corporation(チャネルトーク)/株式会社SYSLEA(Frictio)/freee株式会社
AIを「知る」から、仕事を「変える」へ
2026年9月3日、株式会社オルタナティブは「AIが変える顧客接点と業務DX」をテーマに、DX Summit 札幌 2026を開催しました。
当日は45名の皆さまにご来場いただき、会場は大盛況。
昨年に続き2回目となる今回は、株式会社Channel Corporation、株式会社SYSLEA、freee株式会社との共催で開催。ゲストスピーカーとして株式会社アルビオン 榊原隆之氏にもご登壇いただきました。
今年のテーマは、
「AI・DXが重要なのは分かっている。では、自社の仕事をどう変えるのか」
AIを「知る・使う」だけで終わらせず、顧客対応、営業、組織運営にどう組み込んでいくかを、各社の実例を交えて考える一日となりました。
「AIを使う人は増えた。では、仕事は変わったでしょうか?」
オープニングでは、代表の谷藤より、この問いからスタートしました。
AIによって定型業務だけでなく、対話・理解・判断・操作まで担えるようになる中で、人はより「価値を生み出す仕事」に集中していく。
「全部を変えなくていい。自社なら何をひとつ変えられるか」
というメッセージをお伝えしました。
AI時代の顧客対応 ~AI活用の主語は誰?~
株式会社Channel Corporation(チャネルトーク) 馬淵凌氏と、株式会社アルビオン 榊原隆之氏によるセッション。
AIが接客を担う時代に、AIと人はどう役割を分けるのか。
Webサイト上のチャット問い合わせをAIが受け付け、自動で回答するだけではなく、そこから集まる顧客の声を分析し、顧客理解へつなげていく。
AI活用によって、顧客対応を「効率化する」だけではなく、顧客との関係そのものをどう良くしていくかという視点が紹介されました。
ゲストの榊原氏からは、長年対面販売を大切にしてきたアルビオンが、デジタルでの顧客接点をどのように捉えているのか、ユーザー企業の立場からお話しいただきました。
AIに何を任せ、人がどこに立つのか。
顧客対応を単に効率化するのではなく、AIと人、それぞれの強みを活かして顧客との関係をどう深めていくかを考えるセッションとなりました。
― 営業が日報を書く常識が、なくなる
株式会社SYSLEA 船木利祐氏からはAIネイティブCRM「Frictio(フリクシオ)」をご紹介いただきました。
営業活動で生まれる会話をAIが取得・構造化し、これまで営業担当者が行っていた日報や顧客情報の入力負担を減らしながら、営業活動に必要な情報を蓄積・活用していく仕組みです。
実際のデモンストレーションも交えながら、「営業が情報を入力する」というこれまでの前提そのものを変える、AI時代の新しい営業の形が紹介されました。
1000社への取材で気づいた、組織でAIを活用するポイント
freee株式会社の杉本崇氏からは、全国の経営者やアトツギへの取材を通して見えてきた「組織でAIを活用するポイント」についてお話しいただきました。
AIツールを導入しても、全員が自然に使い始めるわけではありません。その背景にあるのが、「技術の壁」「組織の壁」「心理の壁」という3つの壁です。
それぞれの壁を乗り越える考え方や、既存の業務やシステムの中にAIを自然に組み込んでいく方法など、実践的なアプローチが紹介されました。
AIを「個人が使う便利なツール」で終わらせず、「組織の仕組み」にしていく。
自社でAI活用を広げていくための、具体的なヒントが詰まった内容でした。
最後は、登壇者全員によるトークセッション。
「3年後になっても、人間がまだやっている仕事は何ですか?」というテーマから始まり、後半は参加者から寄せられた質問をもとに、AI時代の仕事や組織のあり方について議論が広がりました。
それぞれ異なる立場でAI活用に取り組む登壇者から、率直な意見やリアルな経験談が次々と飛び出し、会場も大いに盛り上がりました。
参加者とのやり取りも活発で、「もっと聞きたい」と感じるほど、30分では時間が足りないトークセッションとなりました。
プログラム終了後は、ネットワーキングを開催しました。
約20名の方にご参加いただき、軽食と飲み物を囲みながら登壇者への質問や自社の課題についての相談、参加者同士の情報交換など、会場のあちこちで活発な交流が生まれました。
セッションだけでは話しきれなかった内容を直接語り合い、新たなつながりも生まれる、リアル開催ならではの時間となりました。
参加者から、多くの声をいただきました
イベント後のアンケートでは、回答者全員から「満足」以上の評価をいただきました。
中でも印象的だったのは、AIを単なる効率化のツールではなく、「人が本来やるべき仕事の価値を高めるもの」として捉える声です。
・AIは効率化、省人化だけでなく、人が本来やるべき業務(会話、相談、判断)の価値を高めるもの
・組織としてのAI活用、日報入力からの解放が印象に残った
・札幌ではなかなか聞けない話を会場で聞くことができ、リアルイベントならではの熱量を感じた
また、「生成AI・AIエージェントの業務活用」「AI・DXを組織に定着させる方法」「北海道企業のDX・AI活用事例」など、次回に期待するテーマも多く寄せられました。
AIを知るだけではなく、自社ならどう活かせるかを考えるきっかけになったことが、今回のアンケートからも伝わってきました。
札幌から、AI・DXのつながりをつくる
今回のDX Summitは、オルタナティブが企画から共催企業との調整、集客、制作、当日の運営までを一貫して手がけました。
道外のAI・SaaS企業と北海道の企業をつなぎ、最新の事例を「聞くだけ」で終わらせず、登壇者との対話や新たなつながりが生まれる場を札幌につくること。それも、私たちオルタナティブができることのひとつです。
普段のIT・DX支援と同じように、イベントでも大切にしているのは、人と企業をつなぎ、次の一歩につながるきっかけをつくること。
これからも北海道に根ざすIT企業として、AIやDXをより身近に感じ、実際の仕事へつなげられる機会をつくっていきます。
ご来場いただいた45名の皆さま、そしてご登壇・ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
また来年、DX Summit Sapporo 2027でお会いしましょう‼
株式会社オルタナティブ 代表取締役 谷藤亮子